Skin care

ニキビ対策は肌のお手入れから

肌のお手入れ=スキンケアは実は結構複雑です。
人それぞれの肌質の違いがスキンケアのポイントとなります。
私たちの肌質は、ほぼ4つのタイプに分類できます。ニキビのできやすいタイプ、肌荒れしやすいタイプなど、それぞれに異なる注意点があります。

普通肌

水分と皮脂分泌の均衡がとれていてニキビができにくい、できても治りやすい状態の肌が保たれています。
ただし、季節の変化や生活環境の変化、年齢変化などにより、
肌質は変わることが考えられます。

脂性肌

水分、皮脂分泌、ともに多いタイプです。
毛孔から排出された皮脂は酸化し、肌も汚れやすく、それにより毛孔が塞がれた時にニキビ菌の繁殖を招きます。
つまり、ニキビのできやすい肌質です。

混合肌

ひたい、鼻、あごの周りにかけてベタつき感があり、目、ほほ、口周りがカサつくのは水分が少ない反面、皮脂分泌が多い肌質です。
毛孔の詰まりによりニキビの発症を招きやすくなります。

乾燥肌

皮脂膜の量が少ないため、皮脂分泌も少なく、水分は蒸発してカサカサになりやすい肌質です。
乾燥による角質硬化が原因で毛孔が狭められ、皮脂が溜まることでニキビになりやすくなります。

肌を優しくケア 肌質の違い

スキンケア

肌質に合わせたスキンケア

 普通肌のスキンケア


ニキビのできにくい普通肌でも、洗顔やファンデーションなど、気をつけていただきたいポイントが幾つかあります。
ニキビを発見されたとき、それを隠すためにコンシーラーなどのメイクアップ化粧品をお使いになられる方もいらっしゃいますが、かえってニキビを悪化させたり、色素沈着したニキビ跡が残ってしまうなどの原因となりかねません。

普通肌のクレンジング

お化粧落とし(クレンジング)は、洗顔とは違って、できるだけ肌をこすらないようにクレンジングクリームやクレンジングローションをそっとなじませるようにして、化粧品の油性分を溶かして落としてください。
無理にこすって落とそうとしますと、肌が傷つくだけでなく、開いている毛孔を化粧品の油性分で塞いでしまう結果にもなりかねません。

普通肌の洗顔

洗顔は、お化粧落としのあとの汚れを洗い落とすためのステップです。まず、洗顔料を手のひらでよく泡だて、皮脂の多い部分から行います。
【1】ひたい、鼻、あご
【2】ほほ、口周り
【3】目元、ほほの上部
この順に泡をのせて馴染ませるようにして洗顔します。
洗顔も、お化粧落としの時と同様に、化学繊維のものなどで強く擦ったりしないように洗い流してください。
ニキビができていた場合、刺激を与えたり擦過によって肌を傷をつけたりすることで炎症を進めてしまう場合があります。

普通肌の水分補給と保湿

洗顔後の肌は、十分に保水されているように思われますが、実はその逆で、必要な脂分を洗い流した後の肌からは水分が蒸発して失われていきます。
乾燥した肌は表面から徐々に角質化して硬くなり、毛孔を狭めてしまいます。 ニキビが気になったり、予防をお考えの場合は、化粧水に代えて、殺菌・抗菌成分が配分されているイオウ・カンフルローションであるタイワクムメルシエキの使用が効果的です。
次に、化粧水やローションで不足した水分を補うための適度の保湿を行います。
クリームや乳液など、しっとり系の保湿はあまりお薦めできません。化粧水で行うのが無難ですが、それでも一度にたっぷりの使用はよくありません。少量を少しづつ肌に馴染ませるようにして重ねて浸透させます。
いずれの場合もコットンなどを用い、肌荒れの原因となりやすい化学繊維の使用は避けるようにしてください。

 乾燥肌のスキンケア


乾燥肌の方は、水分量だけでなく皮脂量も少ないため、メイク時に油分を含むしっとり系のリキッドファンデーションの使用に偏りがちとなります。
しかし、その分だけ肌の老化原因となる過酸化皮質が残りやすくなり、落とすためにクレンジングで強く擦ったりして肌に刺激を与えてしまう傾向がみられます。
ニキビなどが発症していた場合の擦過は炎症を悪化させますし、何よりも乾燥気味の肌がいっそう荒れる結果となります。

乾燥肌のクレンジング

冬場など、お部屋でエアコン暖房をつけていると、乾燥して肌がカサカサになってしまうといったときは、思い切ってメイクをやめてしまうことにしましょう。
クレンジングは、メイクをされなかった日は、ひたい、鼻、あごなど多少でも皮脂が浮く部位だけは行うようにしてください。
一方、メイクをされた日は欠かさずクレンジングを行ってください。クレンジングをしないことが習慣化してしまうと、メイクをしたのに、うっかり洗顔だけですましてしまったなどという結果になりかねませんのご注意ください。

乾燥肌の洗顔

洗顔の順は、普通肌の方とほぼ同じです。ただし、カサカサ感のある部位だけは、最後に泡をのせてサッと洗い流すようにしてください。そして、洗顔の時間は全体的に短く切り上げてください。強く洗いすぎると、脂分が失われて肌荒れを起こしやすくなります。
もちろん、ニキビなどの兆候が見られる場合は、刺激を与えないようにしてください。

泡で洗う

乾燥肌の水分補給・保湿

化粧水は時間を掛けて、少量を繰り返し何度も手のひらからつけて浸透させます。肌が荒れていて、滲みるようなときは、それ以上につけるのはやめてください。また、ニキビや吹き出物を発見されたら、化粧水に代えて抗菌作用のある成分を含むニキビ・吹出物治療薬/化膿性疾患用薬タイワクムメルシエキの使用をお薦めします。
保湿は、特に乾燥を感じられている部位にはやや保湿力の高い乳液やクリームなどを重ねて用い、そうでないところは軽めの保湿剤を使用するように使い分けしてください。

スキンケア

 脂性肌のスキンケア


脂性肌(オイリー肌)の方は、皮脂分泌が多いため、「大人ニキビ」などの発症が起きやすいといえます。
度々、ニキビができるという経験がおありでしたら、これまでお使いになっていた洗顔時の洗顔料やファンデーションをチェックしてみてください。また、スキンケアの方法も、普通肌を基準とするのではなく、肌質に応じた方法に変えてみる必要がありそうです。

脂性肌のクレンジング

お化粧落としのクレンジングは、メイクの有無に関わらず就寝前には必ず行うようにしてください。
また、起床後、脂浮きを感じられたら、その時もクレンジングを行います。毎日、朝と夜の二回行うよう励行します。ただし、クレンジングが強すぎると肌を痛めることになりますので、あくまでもソフトに。

脂性肌の洗顔

洗顔は、泡ののせかたがポイントとなります。
よく泡立てた洗顔料を「ひたい」や「鼻」「あご先」など皮脂の多いTゾーン、次に「ほほ」や「口周り」のUゾーン、最後に「目周り、ほほの上部」の順にのせて、皮脂が多いところから洗顔します。皮脂が多いところだからといって、集中して洗いすぎてしまうのもよくありません。また、「目周り、ほほの上部」は、泡をのせるだけでも洗顔効果が得られます。
洗顔時に、白ニキビや黒ニキビなどの肌の中のニキビ予備軍が刺激により悪化したり、ニキビが擦れて炎症を起こすこともありますので、少し時間を掛けてゆっくりと丁寧に、ソフトに洗顔してください。くれぐれも強く擦ったり、化学繊維のものやブラシなどを使わないようにします。すすぎは、ぬるま湯で洗顔料が残らないようこまめにすすいでください。

脂性肌の水分補給・保湿

洗顔後は、時間を置かずに保湿をします。脂性肌の方でも水分補給は欠かせません。化粧水にはエタノールなどが含まれていて、それによる肌の乾燥が生じる場合もあります。脂性肌でも乾燥すると角質によって毛孔が塞がれ、皮脂分泌の多さとあいまってニキビ菌を増殖させやすくなります。
ニキビ予防や初期のニキビ治療には、化粧水に代えて、殺菌・抗菌成分が配分されているイオウ・カンフルローションであるニキビ・吹出物治療薬/化膿性疾患用薬タイワクムメルシエキの使用が効果的です。
保湿では、しっとり系の乳液やクリームは使用せず、化粧水を多めに使って肌に浸透させます。ポイントは、化粧水は少しずつ、何度も重ねるようにして肌を潤わせていきます。
ニキビ跡が色素沈着してシミ状になっていたら、肌の新陳代謝を促進するため、血行を促す作用のあるビタミンEなどを含むクリームを使用してみましょう。

 混合肌のスキンケア


混合肌の方は、ひたい、鼻、あごなど、特に皮脂分泌の多い部位を中心にしたスキンケアが大切です。つい、乾燥している部位が気になって、保湿のための油性補給を過度にしがちですが、それがクレンジングや洗顔時にメイクアップや皮脂を十分に落とせない状態を招き、残ったそれらが酸化して過酸化脂質となり、肌を老化させる原因ともなります。

混合肌のクレンジング

お化粧落としのクレンジングは、メイクの有無に関わらず就寝前には必ず毎晩励行しましょう。
起床された時は、ひたい、鼻、あごなど皮脂の浮きやすい部位をクレンジングしてください。

混合肌の洗顔

洗顔は、洗顔順序に従って洗顔料をよく泡立て部位ごとにのせ、丁寧に行いますが、特に、ひたい、鼻、あごなど皮脂の浮きやすい部位を中心にしっかり洗います。
目元やほほの上部など乾燥しやすい部位は、皮膚が傷つきやすいため、指などて擦らないように洗顔してください。また、ニキビの発症が認められる部分があれば、同様に刺激を与えないよう擦らないようにしてください。

混合肌の水分補給・保湿

混合肌では、部位ごとに乾燥と脂浮きが同時に発生しているという少し複雑な状況が考えられます。
化粧水の浸透は、水分補給の必要な部位ごとに浸透させることが望ましいのですが、なかなかそのようにはいきません。そこで一度にたくさん与えるのではなく、少量を重ねて繰り返し浸透させていきます。
なお、皮脂分泌の多い部位も保湿は欠かせません。水分が不足すると、皮脂分泌を高めることで肌に潤いを保とうとする機能が働くため、かえって皮脂が増えてニキビ菌の増殖を招く場合もあります。
保湿は、「さらっとタイプ」と「しっとりタイプ」の二種類の保湿クリームを用意して使い分けるようにします。「さらっとタイプ」はお顔全体に、「しっとりタイプ」は乾燥しやすい部位にスポット的に浸透させます。
ニキビが見つかったら、保湿剤を含む美容液は使用しないでください。代わりに殺菌・抗菌成分が配分されているイオウ・カンフルローションであるニキビ・吹出物治療薬/化膿性疾患用薬タイワクムメルシエキを使います。タイワクムメルシエキは初期のニキビ治療に効果的です。

関連記事  ※ Four Season Skin Care/四季の肌ケア…四季の変化に応じた肌ケア

先頭へ   戻る