Winter Nikibi care/冬のニキビケア

冬のニキビ、冷えと乾燥に要注意

冬季は乾燥しやすくなります。特に暖房エアコンを使用されている室内はさらに乾燥して、肌がカサカサになってしまいます。また、就寝時に使用されることの多い電気毛布なども発熱することで身体から水分を奪うため、肌が乾燥しやすくなります。乾燥した肌は、毛孔の伸縮機能が衰えて狭まり、老廃化した角質と皮脂とで角栓ができて皮脂の排出を妨げるため、毛孔内部(毛包)に溜まった皮脂がニキビ菌を増殖しやすくします。
そして、冬の悩み種である冷え性は、皮膚の表面温度が低い、貧血症状がある、低血圧の方などによく見られ、日本人の全女性の半数以上が感じられているとも言われています。冷えは、自律神経の乱れ(自律神経失調症状)を起こしてホルモンバランスを崩し(男性ホルモンが優勢になり)、皮脂分泌が増すことにより、ニキビの原因となります。さらに、何よりも冷えによって血流が滞り、皮膚への栄養が十分に届かなく新陳代謝機能(角化)に影響が出ることにより、毛孔が塞がれてニキビを発症しやすくなります。
このように、冬は、気候的要因とそれによって人が受ける体質的影響の両方でニキビが発症しやすいため、ニキビ対策をしっかりと行わなければならない季節と言えます。

冬のニキビケアのポイント

乾燥から肌を守る


● 保湿力の高い冬用のスキンケアを使用する。
● 部屋の暖房時には加湿器も併用する。
● 電気毛布の温度を下げ、掛け毛布を増やす。
● 睡眠時もマスク、靴下、手袋を着用する。

冷え性対策


● ストレッチを毎日行う。
● 手先や足先をマッサージして全身に血行を促す。
● 入浴時間を少し長くする。
● 血行を促進する食事(温野菜など)を摂る。
● 保温効果の高いインナーウエアを着用する。

お顔などの肌ケア


● 乾燥対策用のクレンジング剤を使用する。
● 乾燥対策用の洗顔料を使用する。
● 洗顔は1日に2回までに留める。
● 朝の洗顔は軽く行う。
● クレンジング・洗顔時の温水は32℃前後。
● 保水・保湿対策をしっかりと行う。

冬は肌の乾燥と冷えに要注意

冬のニキビケア

皮膚の乾燥が原因でできるニキビは、ほほから顎周りのUゾーン=フェィスラインに発症しやすくなります。冬のニキビは、一度発症すると治りにくいとも言われています。それは、乾燥によって角層の新陳代謝が進まないことや冷えから来るホルモンバランスの崩れが原因と考えられます。
冬のニキビ対策は、まず乾燥対策と肌の保湿ケアを他の季節以上にしっかりと行うこと、そして血行促進のストレッチや少し長めの入浴、保湿成分であるセラミドを多く含む食材(コンニャク、黒豆、ワカメ、ひじきなど)を用いた食事を摂るなど、体質改善にも気を使ってください。因みにセラミドは、それを増やす成分であるナイアシンを多く含む食材(鶏肉、レバー、鯖、カツオ、豆類、キノコ類など)とともに摂取すると効果的であると言われています。
また、血行促進と皮膚再生効果が高いとされるコラーゲンを含む食材としては酒粕があります。「ニキビ対策に効果のある食材」はコチラもご覧ください。ニキビができてしまったら、ローションタイプのニキビ・吹出物治療薬/化膿性疾患用薬タイワクムメルシエキをお薦めします。

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